3年前の出来事
「コミュニケーション学って授業があってよくわからないんです」
とうちのスタッフが言う
「コミュニケーションってそもそも何なんだろうねえ」
私がつく言葉だ。
すでに、彼女が何を感じているのかに着目する。
当然「困った様子である」(〜当医院には、昼間歯科助手の仕事をして 夜間に歯科衛生士専門学校に通っていた頑張り屋のスタッフがいます 〜勉強する時間がないので、昼休みを使って授業の復習やテスト対策をしていしたす )そんな彼女から出てきたセリフだった
このスタッフは、うちの先輩歯科衛生士の働く姿を見て「歯科衛生士になりたい」と思ったようです。
なんと素晴らしい関係なんでしょう
そう思わせる先輩衛生士もそうだし、新しいことにチャレンジするスタッフも素晴らしい
他の歯科医院で勤務していたのちに、5年前に当医院に勤務を始めた彼女は3年前、歯科衛生士専門学校に通うことを決意し4月から通学してました。
当時、昼間仕事をして夜も学校に行っているともちろん時間がない、そんな中勉強するのは大変です。
私も時間がある際には、わかりにくい用語を噛み砕いて教えています今回はどうやら「コミュニケーション学」で戸惑っているようだった
私は教える際に、気をつけていることがあり
それは
「答えはすぐには教えない」
「一旦考えさせる」
その風景をたまに見かける人にとってみると 「なんてめんどくさいやつなんだ」新規で入ってきたスタッフや意図がよくわかっていない人にとってみると
「いじわるをしている」と映っていたようです。
彼女は、
今、
私の意図を汲んで試練に立ち向かってます。
苦手だった「一旦考えるという行為の練習をしています」
この関係ができたのも真のコミュニケーションの結果であったのです。
というのも
コミュニケーションとは・・・社会生活を営む人間の間に行われる知覚・感情・思考の伝達。言語・文字・その他視覚・聴覚に訴える各種のものを媒介とする。(広辞苑より)
つまり、コミュニケーションとは、対話や会話の基本「いかにして語り合うか」に加えて、「知覚・感情・思考の伝達」
つまり「自分の思い」を伝えること。
それを、言葉と言葉以外の文字や視覚・聴覚をも媒介にして訴えるものであることがわかります。
真のコミュニケーションの結果・・・
私が投げかけた言葉に対し、
彼女の顔色を見る。
理解しているかな?
していないかな?
もし顔色が曇ったら、どんなことがわからなかったかな?
どう感じ、どう思った?って投げかけます。
相手の感情を汲み取り、
その質問に対してどう思ったのか?
素直な彼女から出てくる言葉が、コミュニケーションを円滑にする。
そして、私が何を感じていて、
どう思っているのか?
を彼女が十分理解していることによってお互いのコミュニケーションが成り立つ。
結果として
私が伝えたいことが伝わり、
相手が伝えたいことが伝わっている。
本当の気持ちをお互いに理解し合う
「相互理解」
がコミュニケーションの本質であることを
いまさらだけど
私も再確認できた。
彼女が少しでも本質にたどり着いたかわからないが、少しは感じ取っているみたいだ。
頑張れ!!
真のコミュニケーションとは、本音になれるかどうかが肝だ
本心からのコミュニケーションを相手の信頼の元に取ることだ。
それは自分にも相手にも誠実であること、
そして思いやりを持つことである。
そのためにも 「本音のコミュニケーションを心がける 相手の言おうとしていることを真に理解するよう、耳を傾ける 常に相手を見て、その反応を見ながら話をする 自分中心ではなく、相手中心の考え方をすることである」
知・情・意・・・ 相手がそのことにどう感じていて、どう思っていて、どうなっていて欲しいと考えているかに着目することだ
こう言うことだ
(注)これは当医院のスタッフではありません
足立区竹ノ塚 ソアビル歯科医院https://www.soar-dc.com