私たちが患者さんの健康に携わる上で最も重要視していることが

「患者さんの健康観の向上」です。

そのために行っているのが以下の７点です

１、情報の提供と教育:

患者に対して、

疾患や治療方法、予防の重要性について理解を促すために、

十分な情報と教育を提供します。

口頭での説明やパンフレット、ビデオなどの視覚的な資料を活用し、わかりやすく説明します。

２、共有意思決定:

患者を治療や予防計画に参加させ、

共有意思決定を行います。

患者の意見や希望を尊重し、治療や予防の方法を共に選択することで、

患者が取り組みやすいプランを作り上げることができます。

「治療と予防」の違い、「おまかせ」と「共有」の違いを理解していただきます

３、目標設定と進捗のモニタリング:

具体的な目標を設定し、患者と共有します。

治療や予防の進捗をモニタリングし、

定期的な評価を行うことで、患者の進歩や成果を可視化します。

歯周基本治療のTBIであればPCR値２０％以下、BOP率１０％以下などなど

歯の生存率や、数値に焦点を当てるモニタリングをしていきます

４、モチベーションの向上:

患者のモチベーションを高めるためには、

目標達成へのインセンティブや報酬を提供することが効果的です。

また、患者が自身の進歩や成果について認識できるよう、

肯定的なフィードバックや励ましを行います。

「１番の報酬は、噛める喜び」

５、コミュニケーションの改善:

患者とのコミュニケーションを重視し、

信頼関係を築くことが重要です。

患者の質問や懸念に対して丁寧に応え、

適切なアドバイスやサポートを提供します。

６、定期的なフォローアップ:

治療や予防計画の進捗を確認するために、

定期的なフォローアップを行います。

問題や課題があれば早期に対応し、

必要な調整や変更を行うことで、

患者の意欲を維持します。

７、ユーザーフレンドリーな手段の提供:

治療や予防の手段をできるだけ簡単で使いやすく提供することも重要です。

例えば、特殊な道具や複雑な手順を必要としない便利な歯磨きグッズや予防用具を紹介することで、患者の負担を軽減します。

これらの方法を総合的に取り入れることで、

患者のコンプライアンスを向上させることができます。

ただし、個々の患者に応じたアプローチが必要なため、

患者のニーズや状況に合わせて柔軟に対応することが重要です。